Photo by Yoko Takahashi
東南アジア、インドシナ半島の中央部とマレー半島の北部に位置するタイ王国。"微笑みの国"として知られるタイで私たちが訪れたのはタイ北部にある都市、チェンマイ。首都・バンコクから1時間ほど飛行機に乗って到着したこの都市は、かつてのランナータイ王国の首都。世界都市として急成長を遂げているバンコクとは異なり、どこか古都らしい落ち着いた時間が流れていました。
私たちがチェンマイを訪れたのは、一年の中で一番過ごしやすいといわれている乾季にあたる11月中旬。4月から5月までの暑季と呼ばれる一番暑い時期には40度近くまで気温が上がりますが、11月から1月まで続く乾季を迎えると日中平均気温は約25度まで下がり、穏やかな気候が続くチェンマイ。滞在中、夜は肌寒く感じることもありましたが、日中は半袖で過ごせるほどの陽気でした。
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街を歩いて気がついたのが、市場や屋台に立っている女性の多さです。タイでは共働きの家庭が多く、たくさんの女性が家の外に出ていると聞きました。お料理上手なお母さんが屋台やお店を開いて、自慢の料理をふるまうことも、チェンマイでは珍しいことではないのだそう。そしてどこでも共通していたのは、"微笑みの国"と呼ばれている通り、誰もが笑顔で私たちを迎えてくれたことでした。
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タイ北部の経済や文化の中心地であり、"タイの台所"と呼ばれているチェンマイ。ここでは年間を通して、常に旬の果物であふれています。活気に満ちた市場には色とりどりの果物が並び、道ばたなどにある屋台でも果物が売られていました。大きな果物を小分けにした持ち帰り用のものだけでなく、その場で食べられるようにカットされたものもあり、道行く人たちがおやつのような感覚で果物を食べているのが印象的でした。
日本では見なれない食材や果物がいっぱい並んでいる市場。私たちが驚いたのは、市場で食べ物と一緒に売られている草花の多さ。しかもそれは飾るためではなく、お料理やお菓子の材料や色づけのためのものがほとんどです。おしべやめしべが丁寧に処理され、花びらのみが梱包されて店先に並んでいる光景から、チェンマイの人々の細かい手作業をいとわない性格が伝わってきました。
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またタイ政府には農家・農民の自立を目的に、有機農業を支援する制度があり、無農薬の有機農業を実践している農家もあるのだそう。私たちが訪れたチェンマイ大学構内で開かれていた市場も、有機栽培で育てられた野菜や果物を取り扱うオーガニックマーケットでした。市内にもオーガニック食品を専門に扱うスーパーマーケットがあり、タイの人々の生産意識の高さや、食への関心の高さをうかがうことができました。
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